ラダー図によるシーケンス制御を,
Arduinoを使ってはじめませんか?

 シーケンス制御をはじめるには,PLC (Programmable Logic Controller)が必要になります。 ELFIは, ArduinoをPLCとして使うためのソフトウェアです。ラダー図をArduinoへプログラムとして転送することができるため,Arduinoのプログラミングの知識はひとつも使わずに,実機ならば,数千円程度から,実機を使わなければ,無料で始めることができます。

― 特徴 ―

  • Arduino UNO R3をラダー図で制御するPLCとして扱うことが可能
  • a接点,b接点,出力,リレー,タイマー,カウンタ,リセットをサポート
  • コメント機能とラダー図の印刷・画像として保存のサポート
  • ラダー図と等価なArduino形式のソースコードを出力可能
  • PLCのピンアサインが変更可能
  • 実機デバッグ機能(実機の入出力の状況をELFIで可視化可能。バージョン1.0.9.6から。)
  • Arduino Nanoに対応(1.0.9.7 Beta 5から。)
  • Arduino Megaに対応(1.0.9.8 Beta 7から。)
  • ラダー図のシミュレーション(1.0.9.7 Beta 6から。)

ELFIを使ってみましょう

― ハードウェア―

実機を用いる場合は,次のハードウェアを用意してください。

Arduino Uno R3やUSBケーブルは,スイッチサイエンスさんやAmazonさんや秋月電子通商さんなどで購入できます。

 ArduinoやUSBケーブル,PLCにつなぐ周辺装置を実際に用意せずとも,PC上で仮想的にこれらを使用できるソフトウェアを使用することで,ELFIを使用してラダー図によるシーケンス制御を行うことができます。
 PCのみで行うには,ELFIのダウンロードとその設定をすませてから,Arduinoや周辺装置がない場合のシーケンス制御の体験を参照してください。
 ラダー図の動作を確認する場合は,ラダー図の動作をシミュレーションするを参照してください。

―ソフトウェア ―

 次の手順でソフトウェアをインストールして,設定してください。

Arduino IDEを入手してインストール

https://www.arduino.cc/en/Main/Software

にアクセスして,自分のOSにあったArduino IDEをダウンロードして,インストールします。
  1. Arduino IDEを開きます
  2. 「ツール」メニューの「ライブラリを管理...」をクリックします
  3. 検索をフィルタの箇所に「MsTimer2」をうちこみ,検索結果に表れたMsTimer2をクリックしてインストールします
  4. インストールを終えたらArduino IDEを終了します
ELFIは無料で利用できます
(ELFIを使用して起きた損害や不利益等は一切責任を負えません, MIT License)。

[正式版] ELFI_1096.zip (7192 ダウンロード )

[ベータ版 Beta 7]

ELFI_1098_Beta7.zip (4319 ダウンロード )

Arduino Mega 2560のサポート (設定の「PLCとして使うArduinoの選択」から「Arduino Mega 2560」を選択してください。) ・初回起動時に設定から,設定の「PLCとして使うArduinoの選択」を必ず行ってください。そうでないと,部品の設定時に落ちます。Mega 2560を使用しない場合は,Beta 6をお使いください。

[ベータ版 Beta 6]

ELFI_1097_Beta6.zip (5829 ダウンロード )

ラダー図の動作をシミュレーションし,デバッグが可能

[ベータ版 Beta 5]

ELFI_1097_Beta5.zip (5459 ダウンロード )

ベータ版について(ELFI 1.0.9.6からの変更点)
  • 部品の命名を制限する機能を追加
    (設定から,「部品の名前として,Y, M, Xから始まるもののみを許可する」にチェックを入れると有効にできます。)
  • デバッグ機能の改善
    (パフォーマンスと導通ワイヤの表示)
  • ボードの選択をサポート
    (設定から次のボードを選択できます。Arduino Uno, Arduino Nano, Arduino Nano [Old bootloader])
  • RUNボタンのサポート
    (設定から有効にできます。デジタル12ピンがHIGHになるまで,ラダー図に定義された動作を実行しません。)
  • コンパイルエラー表示の強化
    (出力の横に出力がある場合などにコンパイルエラー)
  • 無効なスイッチ配置の入力不可
    (出力の後にa/b接点を配置できないようになりました)
  • 元に戻す/やり直しのサポート
  • ELFI_1097_Beta 4のバグフィックス
    (ファイルの保存)
  • Arduino内部プルアップ機能のサポート
    (物理接点にプルアップ/ダウン抵抗なしで接続できます。コンポーネントのプロパティから[接点に直結する]をチェックで有効化できます。)
  1. ELFIを起動します。
  2. ツールバーのをクリックして設定を開きます。
  3. 設定画面において,次の2項目を以下のように設定してください。それぞれの項目の「...」ボタンをクリックするとフォルダが指定できます。
    • 「Arduino.exeが存在するフォルダ」は,Arduino IDEをインストールしたフォルダです。※Arduino IDEをアップデートした場合は再度設定してください。
    • 「一時フォルダ」は,ELFIがソフトウェアを動かすのに一時的に使用するフォルダです。新しいフォルダをどこかに作成することをおすすめします。
ELFIを動作させるには,Microsoft .NET Framework 4 Client Profile が必要になります。 以下からダウンロードしてください。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=24872

ELFIの使い方

■基本的な使い方

■ラダー図上に実機の入出力状況を可視化する

■実機を使わず仮想的にシーケンス制御を体験する

Arduinoや周辺装置がない場合のシーケンス制御の体験

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